「所得税がないから安い」は半分ウソ。テキサスで家を買うなら知っておきたい2つのコスト
どこのCityがいいかな? 学校の評価が高いエリアはどこかな? 家の値段はどれくらいかな?
なんてリサーチしているうちにぶち当たる現実!
「テキサスは所得税がないから住みやすい」っていうのは、家の購入を考えてない人の話。家を買うつもりの人には「所得税はないけど、他が高い」という現実が待っています。
まず、固定資産税
テキサスの固定資産税(Property Tax)は全米トップクラス。所得税がないぶん、州の税収の4割をここでまかなっているので、そりゃ高いよね、という話です。
ややこしいのは、税率がひとつじゃないこと。「学区+郡+市+カレッジ区」、それぞれの税率を全部足したものが自分の払う率になります。だから同じ市内でも、学区が違えば税率も違う。
DFW周辺だと、だいたいこのあたり。
| エリア(学区) | 税率の目安 |
|---|---|
| Plano(Plano ISD) | 約2.1% |
| Frisco(Frisco ISD) | 約2.2% |
| McKinney(McKinney ISD) | 約2.6% |
| Wylie(Wylie ISD) | 約2.8% |
例えば、50万ドルの家で2.2%なら、「年間11,000ドル」。月にすると900ドル。ローンとは別にです!
ただし救済措置もあって、自分が住む家なら 「Homestead Exemption」で学区税の課税額から14万ドル引いてもらえます(2026年から10万→14万にアップしました)。申請は毎年4月30日まで、無料。忘れると1年ぶん損するので、家を買ったら真っ先にやる手続きみたいです。
そして、住宅保険
こっちの犯人は雹(ひょう)と竜巻。テキサスは全米で一番雹の被害が多い州で、しかもDFW北部はその多発地帯のど真ん中です。
年間の保険料はこんな感じ。
全米平均の倍以上!
さらに気をつけたいのが「免責額(deductible)」。テキサスでは風と雹だけ別扱いで、しかも「1,000ドル」みたいな定額じゃなく「建物補償額の1〜5%」というパーセンテージ設定がほとんど。40万ドルの家で2%なら、最初の8,000ドルは自腹ということです。
あと、「屋根の築年数」がすごく見られます。15〜20年を超えると更新を断られたり、補償が減額されたり。中古を見に行くときは「屋根、いつ替えました?」を必ず聞くのがよさそうです。
隠れコストもある
新築の分譲地には 「MUD」 という特別区が設定されていることがあって、これがあると税率にさらに1%前後上乗せされます。合計3%超えも普通にあります。パンフレットには大きく書いてありません。
あとは 「HOA(管理費)」が月50〜150ドルくらい。
結局どうなの
固定資産税+保険+HOAで、「ローンとは別に月1,300ドルくらい」。物件サイトの「月々のお支払い」だけ見て予算を組むと、あとで結構ズレます。
じゃあ所得税がないメリットはどこへ? 所得税のある州で世帯年収15万ドルなら州税は年8,000〜10,000ドルくらい。テキサスの固定資産税も同じくらい。つまりほぼ相殺です。
なので、こういうことかなと思っています。
「テキサスは税金が安い」んじゃなくて、「税金のかかる場所が違う」。そう思っておくのがよさそうです。
家を見に行く前にチェックすること
税率も評価額も、郡のAppraisal District(Collin CAD、Denton CADなど)のサイトで住所を入れれば誰でも見られます。気になる家が出てきたら、まずそこで実額を確認するのが確実です。
家探しは値段じゃなくて、持ち続けるコストで見る。テキサスは特にそうみたいです。
*※数字は2025〜2026年時点の目安です。テキサスの税率は毎年8〜9月に見直されるので、最新は各郡のAppraisal Districtでご確認ください。
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